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衣装設定大公開!『ハナヤマタ』と歴代マッドハウス作品

   ついに放送が開始されましたテレビアニメーション作品『ハナヤマタ』。
満月、舞い散る桜、花火、和装姿で踊るふたりの少女――幽玄な映像美で始まった第1話。
   マッドハウスといえば“桜”と言われることが多く、『ハナヤマタ』でも1話冒頭やハナの初登場シーンで桜吹雪が舞っていましたね。
   そして、桜と共に華やかな画面を演出していたハナの衣装。実は、桜の演出と合わせて、マッドハウス作品には数々の煌びやかな衣装が登場していたことをご存知でしょうか?
   今回は『ハナヤマタ』の放送を祝して、『ハナヤマタ』&歴代マッドハウステレビアニメの豪華絢爛な衣装設定の数々を紹介していきます。

 

   まずはハナヤマタ。
   第1話冒頭で印象的だったハナの衣装はこちら。

   桜と着物のピンク色が夜空に映えます。
   衣装設定は、様々な角度や動きの参考用にキャラクターごとに原作を元に作られます。

   衣装設定では、各キャラクターの仕草に合わせた服の動きもわかるようになっています。
   和装は、袖の動き方や合わせの位置・小物など、普段着に比べると難しいですね。

<ハナ・N・フォンテーンスタンド>

<関谷なる>

   手のアップは、指先の色処理参考です。
   女の子らしいやわらかい手になっています。

<笹目ヤヤ>

<西御門多美>

<常盤真智>

 

 

   さて、歴代マッドハウス作品の衣装設定を紹介するとなれば、『カードキャプターさくら』を外すことはできません。

   『カードキャプターさくら』は主人公さくらのバトルコスチュームが毎回変わることで、当時とても話題になりました。こちらは、オープニング用のバトルコスチュームです。各パーツがよくわかるよう、横向き・後姿が起こされています。
   さくらの親友・知世の手作りという設定で、バトルコスチュームだけでなく日常シーンの衣装も相当な頻度で変わり、テレビアニメーションの衣装設定とは思えない数の設定が作られました。

   ちなみに、この頃はセル1枚1枚に絵の具で色を塗っていました。
   衣装設定に色指定を書き込み、指示を出していたんですね。

 

 

   そして、アニメーションがデジタル処理に移行する時代に、マッドハウスが制作したアニメに『Paradise Kiss』があります。
   『Paradise Kiss』では、主人公と服飾系専門学校に通うデザイナーのたまご達が、毎回個性的なファッションに身をつつんでいました。
   その一部を紹介すると、

   このようにファッション性が高く、従来のアニメファンのみならず、若い女性からの支持も集めました。
   『paradise Kiss』では衣装設定を作る際、例えば、水彩で花柄を作成し

   その後デジタル処理でブラウス用に加工し

   紫の服の柄を作っていました。
   ちなみにこれは、第5話で紫が着ていたハッピーベリーの服です。
   『カードキャプターさくら』の頃に比べ、ペイント処理がデジタルに変わっていますね。

 

 

   そして今回最後に紹介するには『ちはやふる』です。
   千早達が袴姿でかるたを払う試合はかっこよかったですね。
   主人公が部活を作り青春を送るという意味では、どことなく『ハナヤマタ』と似ています。
   『ちはやふる』の和装もまた、立位・座位・払いの型が参考用に描かれています。

   競技かるたの試合では袖を襷掛けにするので、襷掛けの設定もありました。

   いかがでしたでしょうか?
   今回紹介した作品は、マッドハウス作品の中でもごく一部ですし、掲載しきれなかったたくさんのきらびやかな衣装設定があります。

   これからも、よさこい踊りに合わせ『ハナヤマタ』の衣装がきらびやかに画面を飾るのを、楽しみにみてください!

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