―― まずは木内さんからお願いします。 ご自身が演られている桃田俊彦の印象はいかがですか。
木内 自分の歳に近くて、何も飾らずにできる役は初めてなんですよ。肩の力を抜いて、楽しくやらせていただいてます。
―― 作品自体の印象はいかかでしょうか?
木内 僕は昔から、妖怪ものとか怪獣ものとか大好きだったんですよ。だから、やっていて楽しいですね。それから、作品って“作風”というものがとても大事だと思うんです。この『ケモノヅメ』は凄くオリジナリティがありますよね。それを楽しませてもらっています。
―― 具体的に、演じられている上で心がけていることはありますか。
木内 僕達は先の展開を知らされていないんですよ。どうなるのか分からないので、毎週の話で感じたことを大事にして、素直に演じるようにしています。
―― アフレコ現場はいかがですか。
木内 凄く楽しいですよ。内海賢二さんをはじめとしたベテランの方が、場を和ませてくれているんです。それから、僕は椎名さんとガッツリ組むのは初めてなので。最近は、いい感じでやらせていただいています。
椎名 最近? 最初はちょっと辛かったんですか?
木内 最初は「どーすんだよ、この濡れ場」「俺がやっていいのか?」と思ってた(笑)。
椎名 どうしてですか(笑)。
木内 それから「え、椎名さん、そんなセリフを言っちゃうの!?」みたいな意外性がありましたよね。
―― ちょっとアダルトなセリフとかですね。
椎名 みなさん、そうおっしゃるんですけど、ダメですか?
木内 でも、普段の生活では、ああいうことも言っちゃうものね。
椎名 そうなんです。あんまり恥ずかしいと思っていないんですよ。
木内 椎名さんは結構、天然ですよね(笑)。由香も天然なので、凄く合っていると思います。
椎名 ありがとうございます。ついていきます。
木内 いえいえ、とんでもないです。僕がついていきます(笑)。
―― 最後にファンのみなさんに何か一言。
木内 非常にのびのびと楽しくやっております。一風変わったアニメーションになっていまして、観ていただくと、僕がさっき言った“作風”が分かってもらえると思います。みなさん、応援して下さい。